炉から風炉へ

これまで客の膝元を暖めてきた炉の炭を、5月からは、

客から少し離れた位置に移動します。

<風炉の季節>

5月は風炉の季節の始まりです。

昨年の11月から先月までは、点前座の右側、つまり客よりに炉を切って、 客が少しでも暖をとれるような工夫がしてありました。5月ともなればもう初夏ですので、炉を塞ぎ、客から炭の火を少し遠ざけた位置に風炉を置きます。

床の間の花も初夏を思わせるものに次第に変化してゆきます。

風炉の中に入れる香は、香木をそのまま小さなかけらにして入れます。これまで炉に使ってきた練香より涼しげな趣へと変化してゆきます。

炉の灰をすべて外に出し、風炉に置き換えて、灰を形作る作業は大変な作業ですが、初夏の風を感じることができる貴重な時間です。

 

<今日の一句>

初風炉炭香をくゆらせ閑かなる       華雪

(しょふろずみ こうをくゆらせ しずかなる) かせつ

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