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<最新YouTtube アップしました>
「笙庵 四季の茶の湯」をシリーズ化してYouTtubeにアップしておりますが、最新版 「笙庵 四季の茶の湯 初冬 Shou-an in early winter」を昨年暮れに作成しましたのでご案内します。https://youtu.be/0opP8qme7q4
点前の手順を紹介することを目的としていませんので、少しの誤りはそのままとしています。
今回は点前よりも、季節を楽しむことに重きをおいています。
閑に(しずかに)起こる炉中の炭。暗闇(くらやみ)にやわらかな影を落としながら揺れる和ろうそくの灯りを楽しみました。
<今の自分にできる茶事をめざして>
映像には残しませんでしたが、ゆったりと日本酒を酌み交わし、亭主(私)の心づくしの料理を味わってもらいました。
正式な茶事における懐石料理は、膳の順序、いただき方(食べ方)にも細かな作法があり、よほどの茶の湯巧者でないと心から楽しめないのではないか、というのが現在の私の率直な心境です。
とはいえ、懐石は今日の和食文化の基礎ともいえるので、学ぶ必要は大いにありと思っています。
今回、撮影をしてくださった映像作家さんが「グリーンアレルギー」であると聞いて、メニューになるべく青物を使わず、本来懐石料理にはタブーとされている獣肉のメニューであるローストビーフを使いました。
茶の湯巧者の方からの批判は甘んじて受ける覚悟で、私にできる茶事をこれからも続け、いつか理想の茶事に到達したいと思っています。